【DEF VIDEO】「海」はどのくらい深い?

DEF VIDEO

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本記事は、YouTubeチャンネル「DEF VIDEO」の文字起こし記事となっております。
このチャンネルは、地球上の様々なものごとをテーマに動画を配信しており、とてもわかりやすくまとめられています。

今回ご紹介する動画は「「海」はどのくらい深い?」です。


ぜひ、最後までご覧ください。

はじめに

地球は「水の惑星」と言われるように、広い海で覆われています。
海は地球全体の約70%を占めていますが、いまだに未知な部分が多く存在しています。

特に深海は、地球上最も謎に包まれた場所です。
今回は「『海』はどれくらい深いのか」。深海という未知なる世界をご紹介します。

深海(水深200m〜)

地球全体の約70%を占める海のうち、水深200mより深い海を深海と呼びます。

地球全体の海の平均水深はなんと約3,800mもあり、富士山とほぼ同じ高さの水深が、海全体の平均的な深さとなります。

一般的に人々が海で遊泳する深さは約1.5m〜3m。

レジャー目的に潜るスキューバダイビングであるレクリエーショナルダイビングで潜れる深さの最高は約40mです。
さらに専門的なトレーニングを受けたテクニカルダイビングで潜れる深さの限界は100mです。

さらに100m下214m。これは一息で潜る素潜りの世界記録です。
2007年にオーストラリアのハーバード・ニッチ(Herbert Nitsch)さんが達成しました。息継ぎなしで潜れる人間の限界深度です。


スキューバダイビングでの世界記録は、エジプト人ダイバー、アフメド・(ガマル・)ガブル(Ahmed Gamal Gabr)さんが2014年に記録した332mです。


これは東京タワーとほぼ同じ高さの深度です。

潜水艦の通常潜航深度は平均300〜500mと言われています。

深さ約564m。これは皇帝ペンギンが最大潜水した記録です。
皇帝ペンギンの潜水能力は鳥類最高で、水深500m以上の深さに20分以上潜るとも言われています。

この深さになれば、珍しい深海魚も生息しています。
深さ600m辺りには、透明な頭を持っているデメニギスという深海魚が住んでいます。
目の位置にある部分は実は目ではなく、目は透明な頭の中に存在しています。


斬深層(水深1,000〜3,000m)

一気に1,000mまで潜ると斬深層に突入します。
この深さでは、太陽の光が100兆分の1程度しか届かず、これ以降完全な暗黒世界となります。

深さ1,300m。このエリアには、その見た目から「深海の悪魔」と呼ばれるゴブリンシャークが生息しています。
ゴブリンシャークは、水深約1,300m以上深海に棲むサメで、体長約6m。いまだに生態に謎が多いサメです。
口の中からあごが飛び出しているその姿は、深海生物の中でも一際異彩を放っています。

深さ1,700m。驚くことに、この深さまでミナミゾウアザラシは餌を求めて潜水することができます。
世界で最も大きなアザラシであるミナミゾウアザラシは、最大体長約7m・体重5tにもなる巨大動物ですが、非常に優れた潜水能力を持っています。

水深2,000m。この辺りには、「深海のギャング」と呼ばれるホウライエソが住んでいます。
温帯から熱帯地域に生息するホウライエソは、体長35cmほど。その見た目とともに特徴的なのが鋭く長い牙です。
これは、食料の少ない深海で、確実に相手を逃がさないために鋭く大きくなったと考えられています。

深海層(水深1,000〜6,000m)

3,000mまで潜水すると深海層に突入します。
深海層以降、水温は1~2度になります。
水圧は300気圧以上。遊泳する深海魚もほとんど姿を消します。

しかし、深海に最も適応したクジラであるマッコウクジラは、この深さまで潜水することができるんです。
マッコウクジラは体長約16~18m。肥大化した大きな頭部が特徴で、生涯の3分の2を深海で過ごすと言われています。
マッコウクジラは、全身の筋肉に酸素を蓄え、肺を空にすることで、深海の強い水圧を受けないようになっています。

水深3,800m。ここには、あの有名な「タイタニック号」が沈没しています。
1912年に沈没した豪華客船「タイタニック号」。
映画にもなり、最も有名な沈没船となりましたが、100年も超えた現在も、北大西洋の深海にその姿を残しています。
現在は、水中文化遺産としてユネスコの保護下に置かれています。

超深海層(水深6,000m〜)

一気に深さ6,000mまで行くと、そこからは超深海層となり、水圧は600気圧を超えます。

例えば水深6,500mでは、1cm2に約680kgの力がかかる計算となり、手のひらの上にアフリカゾウ7頭分の重さがのしかかるほどの圧力です。

そしてこの高圧な深度6,500mまで、日本の有人潜水調査船「しんかい6500」は潜水することができます。
現在大深度まで潜ることができる有人潜水調査船は、世界でも7隻しかありません。
6,500mの深さに潜水するまで、海上から約2時間半もかかります。

水深8,178m。2017年5月、マリアナ海溝の水深8,178mにおいて、マリアナスネイルフィッシュがJAMSTECにより撮影されました。
現時点(動画公開時)で、この魚が世界で最も深い場所に住む魚となっていますが、魚が生存できる正確な深さは、現在でもわかっていません。


深さ8848m。この深さは世界で一番高い山エベレストと同じ高さの深さです。
https://youtu.be/Q5C7sqVe2Vg?t=273

そして、北西太平洋マリアナ海溝チャレンジャー海淵。そこが地球上で最も深い海です。
最深部は、現時点(動画公開時)で水面下10,911mとされています。
この場所の水圧はおよそ1000気圧。ジャンボジェット50機を体に乗せているようなレベルです。


このマリアナ海溝の底までたどり着いた人間はたったの3人しかいません。
1960年の潜水艇トリエステに乗ったジャック・ピカール(Jacques Piccard)ドン・ウォルシュ(Don Walsh)


そしてあと1人は、2012年「ターミネーター」「タイタニック」「アバター」など、数多くのヒット映画を作った映画監督、ジェームズ・(フランシス・)キャメロン(James Francis Cameron)です。

ジェームズ・キャメロンは、2012年、深海探査艇「ディープシーチャレンジャー号」で、チャレンジャー海淵最深点に到着しました。
単独でチャレンジャー海淵に到達したのは、彼が世界で初めてです。
10,911mという距離は、地上でいえば、飛行機が飛んでいる高さとほとんど同じ高さです。

おわりに

海は広く、そして想像以上に深いものです。
実際、海の95%がまだ未知のままと言われており、人間が探索した海は、現在までに全体の5%にしかすぎません。

特に深海においては、人間の想像を超える生物や事象がまだまだひしめいている可能性が高く、技術の発展により、これからさらなる発見が期待されます。
それではまた。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
それでは最後に、今回ご紹介した動画の内容を以下にまとめます。

  1. 水深200m以降を「深海」と呼ぶ
    • 地球全体の海の平均水深は富士山の高さとほぼ同じ
    • 素潜りの世界記録は214m(アフメド・ガマル・ガブル)
    • スキューバダイビングの世界記録は332m(アフメド・ガマル・ガブル、東京タワーの高さとほぼ同じ)
    • 皇帝ペンギンの最大潜水記録は約564m
    • 水深600m辺りにはデメニギスが生息している
  2. 水深1,000〜3,000mを「斬深層」と呼ぶ
    • 斬深層は、太陽光が地上の100兆分の1しか届かない暗黒世界である
    • 水深1,300m辺りには、深海の悪魔・ゴブリンシャークが生息している
    • ミナミゾウアザラシは水深1,700mまで潜水することができる
    • 水深2,000m辺りには、深海のギャング・ホウライエソが生息している
  3. 水深3,000〜6,000mを「深海層」と呼ぶ
    • 水温は1~2度。水圧は300気圧以上
    • マッコウクジラは深海層の深さまで潜水することができる
    • 水深3,800mには「タイタニック号」が沈没している
  4. 水深6,000m以降を「超深海層」と呼ぶ
    • 水深6,500mでの水圧は600気圧以上
    • 「しんかい6500」は水深6,500mまで潜水することができる(到達時間は2時間半)
    • 世界で最も深い場所に住む魚は、水深8,178mで確認されたマリアナスネイルフィッシュとされている
    • 世界で最も深い場所は北西太平洋マリアナ海溝チャレンジャー海淵(飛行機が飛んでいる高さとほぼ同じ)
      • 最深部は水面化10,911m。水圧は約1,000気圧
      • この地点に到達した人物は2017年時点でわずか3人
        • ジャック・ピカール
        • ドン・ウォルシュ
        • ジェームズ・キャメロン

ここまで、記事を読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また別の記事でお会いしましょう!

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